リード(要約)
納屋を古民家風にリフォームするにあたり、外観の雰囲気を大きく左右したのが色と素材選びでした。業者さんにお任せした部分も多いですが、自分の中では「寺っぽい渋さ」を出したいというイメージがありました。実際に完成してみて感じた印象や、暮らしてみて分かったメリット・注意点をまとめます。

目次
屋根は金属+ダークトーン
- 素材:金属屋根(立平葺き系)
- 色味:深いグリーン寄りのダークトーン
👉 選んだ理由・狙い
- 瓦屋根よりも軽くて耐久性がある
- ダークグリーンは寺院や古い建物でよく見る落ち着いた色
- 森や竹林と背景の相性が良い
👉 完成して感じたこと
- 青空や木々の緑に馴染みやすい
- 雨の日でも重厚感があって“寺っぽさ”が出る
- 夏の日差しを思ったよりも反射してくれるので、室内も快適



外壁は濃色で引き締め
- 色味:黒〜ダークブラウン系
- 質感:マット寄りで光沢を抑えた仕上げ
👉 選んだ理由・狙い
- 周囲の自然(竹林・木材)に溶け込みやすい
- 広い外壁面が暗色だと、柱や梁の木が浮き上がって見える
👉 完成して感じたこと
- 汚れや経年変化が目立ちにくい
- 夕方の陰影が美しく、渋さが増す
- 屋根のダークグリーンとの組み合わせで、全体が「和の寺院っぽい」統一感に


柱と開口部とのバランス
- 柱は木の色味を活かした仕上げ
- 引き戸やシャッターは実用重視だけど、色を外壁に合わせて統一感を出した
👉 完成して感じたこと
- 木の柱が「骨格」として浮かび上がり、和の雰囲気を強調
- 暗めの外壁を背景にすることで、柱の存在感が際立つ


住んで分かったメリット・注意点
メリット
- 森や竹林と相性が良く、風景に馴染む
- ダークトーンで「寺っぽい落ち着き」が出た
- 古民家風に寄せながらも現代的なシャープさもある
注意点
- 暗い色は夏の日差しで熱を持ちやすい → 屋根の通気と庇でカバー
- 経年劣化で白っぽく退色しやすい → 数年ごとの塗装チェックが必要
まとめ
- 外観の印象を決めたのは屋根の色(深いグリーン)と外壁の濃色
- 狙いは「寺っぽい雰囲気」→ 実際に落ち着きと渋さが出た
- 柱と梁を残したことで“古民家風×和寺院風”の絶妙な雰囲気に
- メンテは退色とサビに注意しつつ、今後も維持していきたい