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畳のメンテナンスは「裏返し」できる?できない?
和室の雰囲気を決める畳。
昔ながらの両面畳なら「裏返し」が可能でしたが、最近主流の畳は片面仕様が多く、裏返しができません。
その分、価格を抑えられるメリットがあり、新築やリフォームでも採用されやすいです。
我が家の畳もおそらく片面タイプ。裏返しの工程はなく、「表替え」からメンテナンスが始まる形です。
メンテナンスの流れ(片面仕様の場合)
- 3〜7年ごとに表替え
→ 畳床はそのまま活かし、畳表と縁を新調。
→ 新しいい草の香りと見た目が戻ります。 - 10〜20年で新畳交換
→ 畳床ごと入れ替える工程。
→ 湿気や沈み込みが出てきたら交換のサインです。

片面仕様畳のメリットと注意点
- メリット
- コストが安い(両面仕様より約1〜2割安い)
- 製造がシンプルで軽量化されている
- 注意点
- 裏返しができないので、表替え・新畳のサイクルが早まる
- 湿気に弱い環境では傷みが早い
コストは安くても、**「メンテナンス費用が定期的に発生する」**のは同じ。
フローリング化するより初期費用は抑えられますが、和室の快適さと維持費のバランスで選ぶのがポイントです。
日常のメンテナンス方法
- 掃除機は畳目に沿ってかける
- 水拭きは基本NG、乾拭きメイン
- 除湿機やサーキュレーターで湿気対策
- 天気の良い日は窓を開けて換気
まとめ
片面仕様の畳は、**「安く導入できるけど裏返しはできない」**のが特徴。
それでも表替え・新畳交換を適切に行えば、10年・20年と和室を快適に使えます。
和室リフォームを考える方は、フローリング化と比べてコスト・雰囲気・用途を整理して選ぶのが正解です。