魔女の一撃、ふたたび。
「やばい、これ来るかも…。」
ぎっくり腰になる2日前くらいから、なんとなく腰に違和感があった。
トレーニングも、フォームに気をつけて、いつもより慎重にやっていたつもり。
それでも油断してた。
朝、お湯を入れようとポットに手を伸ばした瞬間——
「ビキッ」
背中の奥で嫌な音がして、そのまま固まる。
あの感覚、まさしく“魔女の一撃”。久々に来た、完全なるアウト。
無骨な暮らしだなんだと言っても、腰が終わったら何もできない。
鉄板も焚き火も釣りもDIYも、全部キャンセル。トイレ行くのも一苦労。
今回は、自分への戒めも込めて
- 発症前のサイン
- やらかしたこと
- 実際に行った整体での体験
- これから続ける「腰を守る習慣」
をまとめておく。
※あくまで一人の体験談として読んでね。強い痛みやしびれがある人は、まず整形外科など専門医へ行くのをおすすめします。
もし同じように“やってしまった”直後に読む人へ
今回、自分も発症直後にスマホで必死に調べたので、
同じ状況になった人向けに「最低限これだけは」というポイントをまとめておきます。
あくまで一般的な対処+体験ベースなので、迷ったら必ず医師に相談してください。
① まずは「一番ラクな姿勢」で止まる
・無理に伸ばさない、無理に歩かない。
・仰向けで膝を立てる/横向きで膝を軽く曲げる/椅子にもたれて前かがみになる、など
「これだと少しマシ」という姿勢をキープする。
② 発症直後〜1〜2日は“冷やす”寄り
・氷嚢や保冷剤をタオルで包んで、10〜15分あてて休むを数回。
・このタイミングで熱い風呂やカイロでガンガン温めるのは、人によっては悪化するので注意。私は風呂にどうしても入りたく入ったら完全に悪化した。。。。
※数日経って「冷やすより温めたほうがラク」になってきたら、ぬるめの湯船や蒸しタオルもアリ。
③ 絶対やらないほうがいいこと
・勢いで前屈ストレッチ
・誰かにグリグリ揉んでもらう、マッサージガンで強圧
・重い物を根性で持つ
・お酒でごまかして動き回る
一瞬ラクになっても、そのあと地獄コースなのでNG。
④ 病院レベルですぐ診てもらうべきサイン
以下のどれかがある場合は、「ぎっくり腰かな?」で自己完結せず、早めに整形外科などへ。
・足に強いしびれ、力が入らない
・足の感覚が鈍い/左右差がある
・尿や便が出にくい・漏れるなど排泄の異常
・発熱を伴う腰痛
・転倒や事故のあとに強い腰痛が出た
・がん治療中・ステロイド長期使用中など
ここは素人判断しないほうが安全。
発症前からサインは出ていた
今回いちばん反省してるポイントがここ。
- 2日前くらいから、腰〜背中に軽い重だるさ
- 朝イチで前かがみになると「ん?」と違和感
- トレ中も「今日は軽めにしとくか」と思うくらいの不安感
ちゃんと気づいてたのに、
「まあ大丈夫っしょ」
で流した結果、ペットボトルでもなく、ポットで終わる。
ぎっくり腰って「重い物を持った瞬間」のイメージがあるけど、
実際はこういう**“日常の何気ない動き”でトドメを刺される**ことが多い。
違和感を感じた時点で
- 無理な前屈・中腰をやめる
- トレは一回飛ばす
- 長時間同じ姿勢を避ける
このくらいはしておくべきだったなと猛反省。
昔からお世話になっている整体へ
今回お世話になったのは、昔から通っている整体院。
昔からお世話になっている整体(鍼治療もしてくれる治療院)へ。
10年ぶりなのに、先生は変わらず柔らかい雰囲気で話を聞いてくれて、
触り方も説明も丁寧。変にバキバキやる感じじゃなくて安心感があった。
通っている治療院は、国家資格持ちの先生がじっくり話を聞いてくれて、整体+鍼までセットでみてくれるタイプ。
「とりあえずボキボキ鳴らす」じゃなくて、原因になっている筋肉や生活習慣まで説明してくれるから信頼している。
もし自分の家の近くで整体や鍼を探すなら、こういう院を選ぶと間違いが少ない。
施術前は
- 起き上がるのが怖い
- 前屈どころか、靴下はくのも地獄
って状態だったのが、
施術後は
- ゆっくりならスムーズに起き上がれる
- 歩き出しがかなりラク
- 腰まわりが「固まってる感じ」から「動く感じ」に変わった
正直、一発で全快!ってわけじゃない。
でも「これならちゃんと治していけそうだな」と思えるくらいの変化はあった。
ここで言われた(+自分で納得した)ポイントをざっくりまとめると:
- 腰だけじゃなく、お尻・太もも前・背中がガチガチ
- 日常の姿勢と動き方が腰に負担を溜め込んでいた
- 違和感をスルーして生活続行 → ある日ポットで終了
身も蓋もないけど、
「ぎっくり腰は、その場の一瞬じゃなくて“それまでの積み重ねの結論”」
ってこと。
診てもらって一番刺さったのが「腰より先に足が終わってる」という一言。
特に右足のふくらはぎ〜太もも、お尻(大臀筋)がガチガチで、そのツケが腰に来ていた可能性が高いらしい。
それからは起きる前に、もも裏とお尻まわりをじっくり伸ばすストレッチを習慣化することにした。
「腰だけ押してもらうより、足とお尻をほぐす方が効く」というのは、実際にプロに身体を触られて納得。
無骨ライフでも腰を守るためにやることリスト
ここからは、自分が実践していく用のメモでもある。
1. 違和感が出たら「一回やめる」
トレ・中腰作業・重い荷物。
違和感を感じたら、その日は終了。
「様子見ながら続ける」が一番ダメだった。
2. 重い物を持つときは「しゃがんで・お腹に力」
鉄板・薪・荷物・クーラーボックス。
腕と腰でひねって持ち上げず、
- しゃがむ
- 荷物を体に近づける
- 息を止めず、お腹にグッと力
この3点セットを徹底。
3. デスクワーク勢は1時間ごとに立つ
座りっぱなし→立ち上がる瞬間にビキッ、あるある。
タイマーでもなんでも使って、1時間ごとに立って伸びるのを習慣化。
4. ストレッチは「前屈」より「もも裏&お尻」
・ガチガチのハムストリング
・固まったお尻
ここが硬いと、ぜんぶ腰に来る。
無理な前屈より、台に足を乗せて軽くもも裏伸ばすくらいでOK。
5. お風呂&サポーターの扱い
- 急性期(やった直後〜1〜2日は、基本冷やす・長風呂NG)
- 痛みが落ち着いてきたら、湯船で温め&血行アップ
- コルセットは「ずっと着ける」じゃなくて、痛みが強い時期のサポート用
※ここも「自分はこうした+医師や専門家に相談推奨」と書いておく。
6. 趣味のために体に投資する
新しいギアを買うテンションで、
- 良いマットレス
- 良い椅子
- 腰に優しい靴
このあたりにも少し投資していく。
「腰が壊れたら趣味も仕事も終わり」って一回体感したからこそ。
まとめ:魔女の一撃を“ネタ”で終わらせない
今回またぎっくり腰になって思ったのは、
「痛みが引いたら忘れるから、ちゃんと文字に残しておくべき」
ということ。
同じように無骨な遊びが好きで、重い物もガンガン持つ人たちに、
自分のやらかしが少しでもブレーキになればうれしい。
腰が生きていれば、鉄板も焚き火も釣りも旅も、いくらでもできる。
だからこそ、今日からちょっとだけ、腰を気にしていこう。
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