目次
導入
わが家は蓄電池あり/オール電化ではないので、停電時もガスコンロで最低限の調理は可能。
本記事では、実際に備えている優先順位・電力の回し方・道具をまとめておく。今日から家族に共有できる運用メモとして使えるはず。

まずは結論:停電時の“優先順位”5つ
- 冷蔵庫(開閉最小・保冷最優先)
- 照明(低電力のLED/人感センサー)
- 通信(スマホ充電+Wi-Fi/ルーター)
- 調理(ガスコンロ+湯沸かし)
- 換気・暖(サーキュレーター/ひざ掛け等で消費を抑える)
給湯は優先度を下げ、残湯活用でつなぐ。蓄電池は夜に温存・昼に回復が基本。
蓄電池の“回し方”メモ(超シンプル)
- 昼:太陽光で充電しながら必要家電を運転(洗濯・掃除・炊飯は昼に寄せる)
- 夜:照明・冷蔵庫・通信に集中投下。大型家電は使わない
- SOC(残量)目標:就寝時**40–60%**をキープイメージ
- 特定回路があれば冷蔵庫・照明をそこへ優先配分
ガスコンロ運用(安全最優先)
- カセットコンロはテーブル上で完結、換気しながら使用。
- PSLPGマークなど国内基準を満たす製品を選ぶ。
- 調理は湯1回→具材投入→余熱でガス消費を節約。
低電圧照明で“点けっぱなしを小さく”
- 電球色LED(低ワット)+センサーで出入りを自動化。
- 玄関・廊下は人感センサー×常夜灯モードが効く。
- DIY派はDC系(USB/モバイル電源)のテープLEDやUSB電球を“仮設照明”として常備。
通信・情報の確保
- スマホ×2台のローテ/モバイルバッテリー2本+急速充電器
- ルーターは小型UPSか**ポータブル電源(300Wh級)**で数時間持たせる
- 情報源として手回しラジオか電池ラジオを1台
- ポータブル電源もあれば安心
印刷して貼る:停電時チェックリスト
- 冷蔵庫:開閉最小/保冷剤を“冷”に移動
- 照明:人感モードON/必要部屋だけ通電
- 通信:スマホ残量60%以下で充電開始/予備電源に接続
- 調理:ガスコンロ+やかん(味噌汁・茶漬け・パスタ“1鍋法”)
- 昼運用:洗濯・掃除は昼集中/夜は静穏・省電力
- 片付け:使い終わった延長コードやポータブル電源は定位置へ戻す
よくある質問(FAQ)
Q. 蓄電池の使い切りはNG?
A. 夜間にゼロ付近まで落とすと翌朝の立ち上がりで詰む。40–60%残しが安全。
Q. ガスコンロの注意点は?
A. 換気と耐熱台。ボンベは温度管理、直射日光・高温放置NG。
Q. 冷蔵庫は何時間持つ?
A. 未開閉なら6–8時間程度は保冷力が持続する想定。開閉は最小回数で。